全辞書検索:「牛」で終わる
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乞食飯牛(きっしょくはんぎゅう)
低い身分のたとえ。 または、低い身分から出世すること。 「乞食」は他人に食べ物を乞うこと。 「飯牛」は牛車の牛の世話をすることで、低い身分のたとえ。 中国の春秋時代の百里奚は、食べ物を乞いながら旅をしていたが、国政を任せられるまで出世し、ネイ戚は牛車の牛の世話をしているときに口ずさんだ歌が気に入られ、大夫に出世したという故事から。
帰馬放牛(きばほうぎゅう)
戦争が終わって平和になることのたとえ。 または、二度と戦争をしないことのたとえ。 戦争のための馬や牛を野性にかえすという意味から。 殷の紂王を討ち取った周の武王は、戦争で使った馬を崋山の南で放ち、牛を桃林の野に放って二度と戦争に用いないことを示した故事から。 「馬を帰し牛を放つ」とも読む。
矯角殺牛(きょうかくさつぎゅう)
わずかな短所を直そうとして、逆に全体が悪くなってしまうこと。 牛の角は曲がった形をしているものであり、それをまっすぐに正そうとすると牛を殺してしまうということから。 「角(つの)を矯(た)めて牛を殺す」とも読む。
充棟汗牛(じゅうとうかんぎゅう)
所有している書物が非常に多いことのたとえ。 車に載せれば車を引く牛が汗をかくほど重く、家の中で積み上げれば天井の棟木に届くほど書物が多いという意味から。 「牛(うし)に汗(あせ)し棟(むなぎ)に充(み)つ」とも読む。 「充棟汗牛」ともいう。
売剣買牛(ばいけんばいぎゅう)
戦争を止め、武器を売り農業を活発にすること。 前漢の宣帝の時代に、民に倹約と農業を奨励して、武器を売って牛を買うことをすすめた。 民は農耕に精を出し、その結果収穫量があがり、税収も増えて役人も民も皆が豊かになったという故事から。
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