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入木三分(じゅぼくさんぶ)
筆勢が非常に強いこと。 または、物事を深くまで的確に追究すること。 「入木」は木に染み込むこと。 「三分」は長さのことで約七ミリのこと。 書家の王羲子は筆勢が強いことで知られていて、文字を記した木を削ってみると、三分の深さまで墨が染み込んでいたという故事から。 書道の別称「入木道(じゅぼくどう)」の語源。
入境問禁(にゅうきょうもんきん)
知らない土地に行ったら、はじめにその地での禁止事項を聞いて、それを守ることが大切だということ。 「入境」は国境を越えること。他の地域に行くこと。 「問禁」は禁止されていることを聞くこと。
入室升堂(にゅうしつしょうどう)
学問や技術の水準が高くなっていくことのたとえ。 「堂」は建物の表座敷のことで、学問や技術が一定の水準に達していることのたとえ。 「室」は建物の奥の部屋のことで、表座敷の更に奥にあるということから学問や技術を極めることのたとえ。 「堂に升(のぼ)り室(しつ)に入(い)る」とも読む。 「入室升堂」ともいう。
入幕之賓(にゅうばくのひん)
軍の幕僚や極めて親しい客人のこと。 垂れ幕での囲いの中に招きいれるほどの相手という意味から。 「賓」は尊重すべき客のこと。
故事・ことわざ・慣用句辞典での検索結果 — 6 件
入り鉄砲に出女(いりでっぽうにでおんな)
江戸時代、幕府が諸大名の謀反を警戒して、江戸に持ち込まれる鉄砲と、江戸にとどめていた大名の妻女が国元に帰るのを関所で厳しく取り締まったこと。
入り船あれば出船あり(いりふねあればでふねあり)
港に入ってくる船もあれば出て行く船があるように、世の中のことはさまざまであるということ。
入り船に良い風出船に悪い(いりふねによいかぜでふねにわるい)
一方に良いことはもう一方には悪く、両方に良いことはないというたとえ。 入り船に都合のよい順風は、出船にとっては逆風になるとの意から。 「出船によい風は入り船に悪い」ともいう。
入るを量りて出ずるを為す(いるをはかりていずるをなす)
収入の額を計算し、それに見合った支出をするということ。
入れ替わり立ち替わり(いれかわりたちかわり)
次から次へと絶え間なく人が現れるさま。
